あらすじ
ヨナが盃の中に入ると龍神が待っていた
龍神達はヨナを天に連れて行こうと必死に縋ってくる
緋龍はかつて人間になった際に人間界が好きになってしまっていたので全然天界に来なかった事が判明
5龍揃いたくて気が狂っている龍神は、盃から逃げようとするヨナに対抗してハクを人質にとる
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何ともやるせない展開
ハピエンあるの…?
★3
以下ネタバレあり感想
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・龍神達
いよいよ龍神とご対面ですが、中々友好的とは言い難い龍神達…
いや最初は友好的でしたけどね、龍神は人間の魂なんか見ちゃいないから平然と無礼を働いてくる、ナチュラル差別主義者的な感じすねこれは
まあ龍神は龍の力使えるからな、雑魚たる人間がとるに足らない有象無象に見えるのは仕方ないのかもしれない
とはいえ印象悪~
もう少し友好的なのを想像していたから意外でした
で、龍神達は緋龍王を探していた理由が「寂しいから」ですかぁ
かつては5人で一緒だった
しかし緋龍は人間界に未練タラタラで全然天界に来なかったばかりか、人間の器を探して彷徨っていた
緋龍が人間遊びに夢中で見つからなくなったから、四龍は自分の欠片を地上に送り出して王を探していた
とまあ「緋龍のワガママで皆が困っていた」という結構簡単な話ですな
まあ…永遠にも近い寿命ってこんな感じなのか?
われわれ人間は命に限りがあるからこそ、下らないとか取るに足らないとか物事を取捨選択して折り合い付けて生きている
それに対してほぼ不死だと何かを諦める必要は無い、何故なら時間を賭ければ達成できるから
なのでゼノをどうにかしたいという願いを諦めないし、そんな緋龍王を連れ戻すことも諦めない
と解釈しました
結果として皆は巻き込まれただけなんですねぇ…
しかし龍神達は3人で展開に数千年居ただけで気が狂ってしまったってオイ
これ5人でも別に遠くない日に気が狂ってたんじゃないのか
あー
だから地上に降りたりしたのか?
龍が何故地上に降りたかは語られてないけど、案外気が狂わないための暇つぶしだったりするのかもしれんな?
まあ確かになんもない数千年を過ごしてたなら、緋龍も人間遊びに夢中になってしまうのかもしれん
とはいえ他の3龍は人間遊びがそんなに面白くなかったから天界で待ってるし、人間を侮蔑するのかもしれんな
・今後
ハクの口から結婚したいなんて…
龍神達の人質として囚われてピンチとはいえ、遂に言うこと言ってて来るところまで来たんだな…と感慨深い
ただこんなシチュでいうんだ…とも思わなくもない
ハク&ヨナとスウォンが王位の決着付ける中で恋愛話を出すのかなと思っていましたから、こんな龍神に襲われている状態で恋愛話するんだ的な驚きはある
メタ的な考察になると、
地味に次巻予告が来春ってことは半年以上先だし、クライマックスって銘打ってるから次が最終巻なのかな~
尺的に神の話で終わりになるから、今から恋愛話を織り込んでいるのかも?
国の話を突っ込むなら、流石に積もりに積もっている所もあるので1冊じゃ片付かないでしょう…
つまり意外と国の話はやらないのか?という予想
まぁ現状スウォンって普通の人間だよな…今はイル王を殺す人間には見えないし、当時は若かったって事でいいんだろうなこれ
スウォンとハクとはなあなあで関係が氷解しつつあるから、別に明確に殺し合いはしないだろう
ヨナも別に高華国を統治したいとは言ってなかったし、スウォンと一度膝を突き合わせてる訳だから関係は解決扱い…と言えばそうなのかもしれん
そして他の国も実質スウォンの配下みたいな状況…
国周りの話は「ヨナが上に立ったら天下統一できました」で終わりかもしれんな
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終わり