また新宿紀伊国屋の平積みで見かけて買った
平積みって結構目を引くよな~
表紙で気になることも多いけど、単純に冊数積んでるから書店側の期待が感じ取れて買いたくなる
・簡単なレビュー
内容:
思い人と結ばれない事に絶望していると、パラレルワールドに飛べる喫茶店が出てきた
そこで思い人と結ばれる世界線を探してパラレルワールドへの転移を繰り返す
評価は「面白い」
ここ最近では一番の当たりですね
パラレルワールドへ移動して主人公と幼馴染が自分はどうしたいのか見つめていくことと、そもそもパラレルワールドへ行くことで何が起きているのかのサスペンス二本軸で楽しめる
パラレルワールドの設定回りとかはシュタゲチックなんだけどさ、話の本筋がシリアスじゃなくてラブコメ軸なので差別化要素はあります
まあ作中にwとかコメントのカットインとかの演出から作者はネットに生きてそうなのでシュタゲのこと好きだと予想します
あと絵に味あって読んでくと好きになる、特に口元
女の子もかわいい!ほんとに魅力的な子が2人出てきます
残念なのは主人公はタバコ吸ってなければな~~
喫煙者って臭いので自分の中では風呂に入らないワキガデブと同列ジャッジ
なので主人公の魅力がダウン
そもそも大分言動に問題があるタイプなので好きになれなさに拍車がかかる
まあ絶対的に不快なわけではないんですけど
以下ネタバレ有りの感想
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・春呼さん
春呼さん、めっちゃ魅力的なキャラで凄いよなあ
かわいいのもそうなんだけどさ
自分は相当なヤニアンチなんで、1話目で夢路浪に渡されたタバコ吸って「なにがいいんでしょうね」と笑うの女神過ぎて目ん玉飛び出た
これは惚れるのも仕方なし
この開幕の強力なパンチがあるから春呼さんを追っかける事を読んでてスッと受け入れられるんよなあ
春呼さんがこの作品をキャラものとして成立させていると思います
・パラレルワールド設定と不変軸
不変軸みたいな世界線の収束というか不可避の運命がある的な設定はパラレルワールドもののお約束なんだね
シュタゲやスパイダーバースでも使われていたし
特にパラレルワールド毎に皆が世界線を跨いで事象解決ってスパイダーバースだなあって思ってみてました
でもこの作品は不変軸が人ごとに違ってそれぞれ皆向き合っているってのが新鮮だった
そして人生の大事なことについてを考える…
ここで作品をキャラものに持っていくの天才
色々とパラレルワールド周りはきな臭いけど夢路浪が春呼さんを求めることが基本線なので設定設定って感じじゃなく読みやすいのよなあ
・この作品の一番好きなところ
自分含めて一般人は基本的に後悔や叶わない夢に対して周囲に目を向けて妥協するところを、「叶う可能性があるなら追う」っていう人生で誰もが願った事を夢路浪が追っているのがこの作品の一番の魅力だと思う
夢のある設定よな、自分の理想であるパラレルワールドが存在するかもしれないって
そして夢路浪は人は見たいものしか見ようとしないっていう典型的な例であるが、それが突き抜けて春呼さんと結ばれるのか
それとも視野を広げてサトイモで妥協をするのか
どっちを取る事が大切なのか、ここの選択を考えさせられるのがこの作品で一番好きなところ
こういう人生の命題みたいな話題って色々空想できるから好き
・喫煙シーンについて思うこと
いやマジでタバコ吸いながら会話するシーン割と理解しがたいんだが
クソむせるし臭いじゃん
トイレでウンコしながら会話しているようなもんじゃん
よく耐えられるね
自分は嫌いすぎて頭痛がするようになってしまった
喫煙者って出してる煙の臭いとか自分の纏う悪臭を分かって無さそうなのが終わってる
臭いことを理解していないというよりはヤニバカ共が思うより数段臭いということを理解していなそう
喫煙所から戻ってきても暫く喫煙レベルで臭いってこと知らないだろ
喫煙したら座席に1時間は戻ってくんなやクソ(の臭いを纏った)野郎
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ヤニアンチ過ぎてタダの愚痴になってきたので終わり