情報
・連載場所:週刊少年ジャンプ
・連載開始:2024年9月
・出版社:集英社
あらすじ
忍者という名の日本版FBI組織に属する”ヨダカ”は、戦闘は強いけどコミュ障だった
ある日、女子高生の”アオイ”の護衛任務に就くことになり、高校通学を始める
アオイは常に何者かに命を狙われており、忍者組織から抜けた抜け忍が刺客としてやってくる
ヨダカは葵を守るために、クラスに配置された同僚の忍者と共に奮闘する
評価
★★★☆☆3
コミュ障ヨダカの学校生活を通じた人間としての成長譚と、忍者同士のバトルの2本軸漫画ですね
学校パートはヨダカが癖強で人を選ぶなーとは思う
それに対して戦闘パートは分かりやすく派手で面白い
今の所、自分の中ではNext SAKAMOTO DAYS になりえるポテンシャルはあるという評価
今後本格的バトルになったら真価が問われると思います
以下ネタバレあり感想
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・戦闘
私はよくキャラの感想から入るんですけど、今回はまず戦闘の話から入りたい
忍者という事で、一番最初の先生との戦闘は隠密系って感じでしたが…
抜け忍と戦い始めてから、平然と壁を破壊する派手な超人バトルになってるんですよね
これは良い意味で裏切らました
フィクション少年漫画は、やりすぎなくらい派手なのが丁度良い
個人的には2巻のVSハチクマがビルの柱を破壊するとこが凄い良かったです
ここでこの漫画を追おうって思いました
しかも2巻終わりのVSトビで”血界”とかいうワードが飛び出してきましたね
これはもう能力バトルが始まるって事ジャン…おらワクワクしてきたぞ!
ここから面白くなると期待しています
・キャラ
バトル方面は見どころアリで良いとして、キャラは?と考える
ヨダカは…現状は単体だと微妙キャラという評価
ウジウジとネガティブな言動が目立つので鬱陶しい
バトルに入っても変な言動が多くてカッコよくは無い
正直印象は悪い
しかしオペが色々と突っ込んだりフォローするお陰で、読んでいる時の不快感は無い
そしてバトル時は結構自信を覗かせるので見所はある
2巻分で性格も徐々に良化しているし、これからイケメンになってくれると信じて我慢できる範囲に収まってる
ヒロインのアオイは…まだよく分からないですね
言動は明るくて良い子なんですけど、中学校時代まで軟禁状態だったのにここまで擦れていないのは良い子過ぎるなとは思う
単純に人との距離を測りかねてるから、当たり障りのない良い言葉を投げているだけなのかもしれない…
なんて変な邪推の余地がある程度には、本人の気持ちがあんまり表面化されていない
評価保留という事で
ヒバリとウミネコについては…優等生で言うこと無いですね
話がスムーズで潤滑油って感じ
まあめんどいヨダカと不思議系のアオイの周りにアクの強いキャラが居たら、碌に話が進まないですよね
良い配役だとは思います
でもキャラとしての個性はあんま感じない
ヒバリもウミネコもオフの顔があるにはあるんですけどねぇ
どうしても日常パートがミッション中なせいで、優等生な顔ばかり見ているから普通の人という感じで印象が薄目になる
今は同僚AとBって感じで、モブとあんまり差が無いと思います
敵については微妙キャラばかりだな~という感じ
ツバメは雑魚には上から目線なのに、ハチクマには逆らわない小物な奴でダサイ
ハチクマも言動がゲスイし、ずっと楽したい的なこと言ってて強そうには見えない
トビは言動をヨダカとオペに被されて、完全にギャグキャラ状態…
今の所再戦して欲しい!みたいな良い敵がいないですね
まあ今の所は学園青春ベースですから、分かりやすく好感度低い悪役の方が学園パートにフォーカスしやすいか…
敵の質は今後に期待ということで。
・話
ストーリーについても今の所微妙です
敵味方の全体像が見えないから、現状はとりあえず湧いた虫を叩く作業でしかない
能動的じゃないのでワクワクが無いです
あと日常パートが戦闘パートに寄与していない感じがある
ヨダカは味方と連携とか無い&オペとしか話さないので、対人能力は変わらない
アオイも戦闘中は蚊帳の外で、どうしても漫画の半分で空気なのが…
戦いを通じて親睦が深まらないのは勿体ないと思います
まあこういう戦闘が面白いジャンプ漫画は、魅力的な味方が軸になっていくのがお約束ですよね
リボーンもSAKAMOTOも、戦いについてこれないヒロインは消えていくから…
この漫画が将来人気になったら、アオイは空気になっていると予想します
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終わり