カテゴリーに星を付け始めたけど、過去のを遡ってつけるのはめんどくて取り掛かっていない
そのうち一通りつけたい
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真夜中ハートチューン 4巻 感想 - Manga_tokano_nikki
あらすじ
期末テストが近くなり、学力が不安な寧々は勉強を教わる事で何とか切り抜ける
そして放送部は合宿として海へ行く
山吹と花火を見たい放送部の面々は4者4様の駆け引きをする…
以下ネタバレあり感想
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・期末試験
放送部で一番頭が悪いのは寧々かあ…
正直イコがダントツで出来ないものだと予想していたのでちょっと意外でした
まあ寧々って勉強は最低限出来ていると思ったので、イメージ通りの点数ではある
逆にイコが思ったよりできるなあって感じ、ネットに生きている人間って勉強に興味無さそうな気がしていたからな…偏見だったか…
寧々が家庭環境についてさらっと話したけど、結構教育教育って感じの家庭出身なのね
だから漫画とかに過剰にハマって声優を夢にしたわけかあ、なるほどね
でも寧々は色々と自分の言いたいことを言える癖に何を言っているかは自覚している辺り、家族は寧々が言うほど嫌な人たちではなく常識ある普通に良い親なんだろうなとは推察する
その辺が寧々の良い所でもありますけどね
そして寧々と山吹の勉強パートが始まるかと思ったら、週空けたら補習回避していて草
一緒に勉強って言っても、どうせ前の声優トレーニングと雰囲気は大差ないか…
漫画全体としては同じエピソードをやっても見栄えしないしカットしてくれるのが正しいのは分かる
でも寧々推しとしてはエピソード1個減らされて泣いた
まあ最後に教え方が良かったとか言って多少デレを見せてくれたからよしとしましょう
・水着選定
水着選びで照れない、ホテル発言の裏を推察して真意を問うなど山吹は相変わらずお約束を踏み倒す男だな
でもそれがいい
日頃の熱血の真摯さにつながっていて山吹を好きになれる
女を感じるシーンで簡単に靡かない山吹だからこそ、性愛じゃなくて本当に人間性で人を見ていると思えるわけだしね
山吹はこの作品の面白さを引き立てていると思うのでした
そして水着選びで六花とイコが仲良く水着選んでいるのはちょっと意外
正直放送部の女子4人でイコ六花の組み合わせが一番距離遠そうと思っていたから、恋敵としてもっとピリつくと思っていた
でもそうではない
多分山吹が来る前から放送部はこの4人でやっていたから、自分の想像よりも皆仲良いという事なのだろう…
この辺ヒロイン同士の距離感については、いつも「思ったより仲良いな」に感想が辿り着くんだよな~
屋上で六花のライブを皆が一緒に見た話とかも意外に思ったもんだ
これは山吹を通してしかヒロインが見れないから、山吹への態度を見る限り割と殺伐としている一面があると思っていた
ヒロインたちも外部にコミュニティ築いてたりするしで、別に放送部に依存しているわけではない
加えてヒロイン間で特に露骨な仲良しエピソードとか無かったし、寧ろ協調性が無い事を話題にする始末
更には各人の夢に対して手厚く協力するとか相談に乗るとかそういう話は全部山吹がやってしまっていたからなあ…
そんな感じで、ヒロイン間は新参者が速攻で割って入れる程度の関係性だったのではという印象がどうしてもぬぐえない
仲良し感を醸されると違和感が先行してあまり面白く感じないのでした
・部屋決め
雨月の話かと思ったら再び寧々のターンになった…!
あみだで「○×のどっちが当たりだと思うの?」って寧々が詰めるの、めちゃ良かった
これ寧々は雨月が引くだろうという事も打算で話をゴリ押し込んでいそうなのが◎
4人の仲良し関係よりも、自分の意志を優先して挟みたくなるくらいには山吹の事を好きという事ですからね、大分惚れてきているなあと思うなどしていました
あと何より態度が良いですよね、一緒になりたいって姿勢を山吹に対してもだけでなく、周囲に対しても素直になれないのがたまらなく好み
ツンデレの真価が出ていて素晴らしいなあと思います
そして花火を一緒に見る事を部屋のルールとして織り込んでくるとねえ
相手に拒否されないように立ち回って言い訳を出していく辺りに寧々の自信なさが垣間見えるね
山吹に「俺が好きなのか?」と聞かれてもはぐらかすのも、自分がそう伝えることで四敗するのが怖いんでしょう
失敗が怖いのは自分が大丈夫という自信が持てないからなわけで、やっぱり家族の期待に応えてないって状況は無意識下で自尊心を阻害するんですかねえ
だからこそツンデレとしてハリボテの棘で身を守ってしまうのだよなあ…
それでも山吹と一緒の時間を過ごしたいと四苦八苦する寧々が尊い
良かったです
・水着
いやあ豪勢な水着披露大会でしたね
スイカ割りで”目隠しを外したら水着でしたー!”は斬新で感銘を受けた
あと2種類あるので着替えますも初めての展開でフフってなった
お約束を色々な形で崩してくるところがこの作品の面白い所ですね
しかし皆の水着のデザインは驚きに溢れていたな
皆ビキニ以上を攻めていて、正直らしく無さが強かった
だからこそ恥ずかしくなって披露を躊躇ったという事なのでしょうけどね
そして水着の面積は寧々が一番小さくて雨月が一番多かった
これは今は寧々が一番惚れているという事を示していると思うんですよね
そもそも争いに参加していない先生はビキニですらなかった辺からも、作者も山吹に対する思いの度合いで肌面積を決定したのかなあとか思いました
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寧々が全面に出ていた巻なので★5を付けたいと思います
終わり