前巻
鵺の陰陽師 5巻 感想 - Manga_tokano_nikki
あらすじ
鏖復活の最大の妨げとなる祭祀刀を破壊するために襲撃をかける事を計画するレベル4達
それが間近だとわかっている鵺は精神と時の部屋的なところで学郎達を修行する
学郎達は修業がそこそこ終わったところでレベル4達に襲撃されて戦う事となる
以下ネタバレあり感想
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・話の流れ
なんか2つに割れた玉葱みたないものをレベル4は使える、鵺は使えないとか言っているけど…
これ何だっけ
「道具」って皆が呼ぶから記憶に残らないんだが
キーアイテムは固有名詞用意して欲しいよ
そして鵺は祭祀刀が必要云々とか言っているけど、復活の条件みたいなの提示あったっけ?
なんか後からあれもこれもみたいな話していて、復活したいことはわかるけどどうすればいいのかは良く分からない
これも封印が”封印”以上の情報が無くて何をどうしているのか分からないことに起因するんだとは思う
もしかして色々説明合ったのかもしれないけど記憶から飛んでいる…
まあ大目標として
・レベル4という超強い幻妖達は鏖を復活して町の結界を壊そうとしている
・鵺は鏖が復活したら人が死ぬのでそれを回避するべく奔走している
という事だと改めて提示してくれたので話を追いやすくて助かる
この作品はヒロインの問題解決も同時に進めるから話の本筋が何かすぐわからなくなるからな
定期的に大目標を提示してくれるのは読者としてはあり難い
そんなことを思う会議シーンでした
あと思った事
祭祀刀を差している人口レベル4,なんであんな吹き抜けに吊るされているの
足元辿り着けないと剣がなんかの間違いで勝手に落っこちちゃいそうだけど
あ、逆?溶けた体が垂れたり間違って落っこちた時に被害を甚大にしないために下が無い?
というか柄を掴んで刀を上向けておけばいいんじゃないの
もしかして柄も腐食能力在るのか?
扱い辛すぎる刀だな…
・修行パート
この巻は最初四吶と一緒に寝ていたけど、今度は周防とも寝ている…
学郎いっつも女と寝ているな
しかし肝心の学郎はストイックというか自己肯定感が無さ過ぎるのか、あまりにも甘いシーンにならなすぎる
風呂入って悶々とするより謝罪が先行したり、胸をもんでも悪いことをしたみたいに反省の態度が先行する
誠実ではあるけど少年感は無いよなあ!?
なんかこの辺はもう少しヒロインだけじゃなくて学郎側でもリアクションあっていいんじゃないの
年相応におっぱい揉んだら思い出して手でワキワキしてもいいんだよ学郎くん
この調子だとオナニーすらしていなそうで不安
折角心身成長してきているんだから、こういう所も少しずつ我を出してほしいなと思ったりした
修行自体についてはなんかなって感じ
まず修行環境が倍速なのでご都合感凄い、その癖妙に話に尺がある
修業は展開的に面白くないから強制的に巻いているけど、強くなることを説得させたいからちゃんと説明もする
週刊連載という形式の都合と、作り手の話の整合性へのこだわりが妥協しあったエピソード
そんな印象を受けた
結果として強くなったことに説得力はないけど、修行して強くなったという体だけは提示されたって感じで面白くもなく…
なんかなあ
人気の為に常に強い敵と戦う都合上、戦いの数が足りていない事を解消する必要があるのかな
この辺数や練度じゃなくて本人の気づきと思いとかでどうにかならなかったのか
カグラバチは少なくとも強敵との戦いで気づいて刀の理解を深めた
その次元でいいんではないのか
まあ修行パートの中身的に作者のバックボーンと思想を感じる
学郎の技の精度を上達させるの、作者がゲーマーだからこういう話になったんだろうな
”技は精度と再現性を高めるもの”って発想が対戦ゲーム的な思考だと思う
で、こういう成長に楽しさがあるからこそ練習は大事的な考えも割とゲーマーだと思う
だから修行パートを定期的に挟んで来ようとするんだと思う
でも別に速攻で身についてもいいんだよ、ロマンの世界のフィクションだもの…
自分も成長を丁寧にやってもらえるのはうれしいけどね
それと人気は別ってのが難しい所だよなあと思う
なろうみたいにダラダラ連載できる出来る環境だと修行パートもキッチリかけるんだろうけど、如何せん打ち切りがな…
諸般の事情を感じる修行パートでした
・今後の読み
振り返るとこの巻は周防の過去解決の話になるわけだ
鵺という作品はヒロインをヒロインにするためにちゃんと過去の因縁のお悩み解決を挟むのよな
藤野→自分を縛る実家と縁切れたっぽいから解決…?
四吶→仇を倒したから解決
周防→婚約者の仇と対峙、倒したら解決
で、残るヒロインは鵺…?
鵺をヒロイン扱いするなら過去のお悩みが挟まるんだろうと思う
過去というならば鏖を退治したいという願いが過去に該当するんだろうか
であれば鏖は復活するんだろうなと予想してしまう
鵺が鏖を倒すとヒロインの問題解決が終わる
恐らく鏖倒せば幻妖の出現も無くなるから陰陽師という概念が不要になる
すると学郎が未来を決める話になる(だれを選ぶかという事)
という流れになりそうよな
そう考えると意外と終わり見えているな?
周防の話他ヒロインの問題解決ペースを考えれば次の巻には終わるだろう
鵺は倍時間かけたとしてもコミックス5冊程度=1年~2年程度?
案外2年以内に完結しそう
特にジャンプでの連載順位は中位だけど最近カラー貰えてないから立場怪しくて展開の出し惜しみをすることも無さそうだしな
連載期間が伸びるとしたらアニメ化して1期の放送期間中は連載されるように調整するくらいだろうか…
まあアニメ化するとしても単行本10冊程度が目安だから1年以内な気がする
なので引き延ばしは挟まるか微妙なラインだと思っている
どのみち単行本20冊はいかなそう
そんなことを考えるのでした
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毎回思うけど著者近影が上下左右に三角ついているのリンク召喚でもしているの?
この巻は修業巻なのでいう事があまりない
★3
終わり