前回が大分つらかったが…
暁のヨナ 43巻 感想 - Manga_tokano_nikki
・内容
ゼノの願いと置いて行かれたヨナ
以下ネタバレ有り感想
↓
~~~~
・ゼノの願い
「四龍は天に還す」か…
ゼノ、雰囲気からあまり感じなかったけど想像よりも精神的に苦しんでいたんだね…
自分が不滅で数多の命を見送るのがつらいのではなく、四龍の力を継ぐもの達が短命で忌み嫌われるという常に不遇であった姿を見て堪えかねたとは…
優しいな
でもゼノは他の3人を「忘れた」と言って人格否定をして願いを遂行しようとした
ゼノはヨナにすべてを伝えて協力をお願いすることも出来た筈なのに、自分一人で成し遂げることを選んだ
人のことを考えている余裕が無いって事なんだろうね
これ以上誰かに心を砕いてしまう自分の精神にもう、疲弊しきっているんだな
だから自分の命の終わりも願っているのだろう
四龍の他3人が不遇なことを助けるだけなら盃に入れて終わりなわけだから…
とまあゼノは想像よりもメンヘラ状態という事でしたね
自分に剣を突き立てるんだから悲しいね
あとなんで4人分を盃に入れたのに天に還れなかったのかを単純に考えると、緋龍王の血が必要なんだろうか
「ついに赤き龍 暁より還り賜う」
赤き龍(緋龍王?)が天に還らなきゃいけない=死ぬ必要あり?
そう考えるとヨナが見たハクの死ぬ夢も、
ゼノはヨナを殺そうとして、間に入るハクが死ぬ
という状況なのかな
流れとしては綺麗だけど、はらへりたちの終着点が殺し合いなんて辛すぎる
予想は外れてほしい
・告白
ヨナ、遂に…遂にハクに好きと伝えたーー!!!
長かった…本当に…
けどこんなに長く積み重ねてきたのに、状況に流されて思いを伝えるのは些か情緒に賭けるなあと肩を落とした
いやあそこで告白するのは、ヨナはもう誰かを失うことに耐えられなくなっているからってのはとても良く分かる
状況としては自然だけど…だけどさあ!!
ハクが死ぬかもしれないから思いを伝えておく
って動機としてちょっと勿体ないよおお~~~~
もっとハッピーなイベントであってほしかった涙
それに対してのハクは冷静過ぎて草
あのレスポンスは「姫さんはLoveじゃなくて旅仲間として好きだよと伝えてきている」と勘違いしている可能性も否定できない
まあ抱き合っているから流石に思い伝わっている気がするけど…
というかハクが告白を真剣に受け止めてる姿もなんか思いつかんな
どのみちヨナがバタバタ必死に伝える形になりそうで、情緒のある告白シーンなんて存在しないのかもしれない
拗れてるね…
・2000年
おお、緋龍王も過去の緋龍王と会話している
進撃の巨人みたいな力を使い始めたな…
そしてこの作品も丁度2000年前の王のメッセージを受け取ってるのは何
進撃の巨人と妙に被る…
2000年という数字は何か使いやすい要素があるのだろうか…
と考えると、2000年って人類史程度の長さと割とイメージしやすいな
つまり3000年とかよりも具体的に世界は大きく変わるほどの時間であることをイメージできるのかな
だから長い年月なら何でもよくて、2000年という数字に深い理由なんて無いんだろうな
と推察する
しかし緋龍王は生まれ変わるんじゃなくて、過去未来を視認・干渉できるから同じ視点を持つことができるのであって、厳密な転生ではないんだね
ヨナの人格が消える展開とか無くて良かった…
~~~~
いよいよクライマックスも近いな
★4
終わり