令嬢モノは謙虚堅実しか読んだ事無いので10年ぶりくらいに触るジャンル…
月日が早すぎます
情報
・連載場所:comicLAKE
おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中! - 荒瀬ヤヒロ(原作) / 晴田巡(漫画)|一迅プラス
・連載開始:2024年3月
・出版社:一迅社
・原作:小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n1354hz/
あらすじ
令嬢のニコルにはケイオスという婚約者の男がいた
しかしケイオスは幼馴染で王女のキャロラインによく構っていた
ニコルと一緒にいるケイオスはキャロラインの話ばかりするので、ケイオスはキャロラインが好きなのだろうとケイオスの放置を始める
評価
★☆☆☆☆1
ニコルとケイオスのすれ違いを楽しむ作品なのだろう
令嬢がどうのというよりは婚約させるためだけの設定だった
ただまあニコルが割とやべー奴なので不快感あった
男を歯牙にかけないスカしたヒロイン像が好きになれなかった
ケイオスも悪い人じゃなくてただ乙女心が分からなかっただけなのに酷い扱いになってて悲しい
大義のある苛めみたいな仕打ちが続いて、失敗を許さない現代の日本みたいな息苦しさを感じる
以下感想
↓
〜〜〜〜
・ニコル
なんとも共感し難いキャラだった
まあ最初の花がキャロライン余り物みたいに言って差し出してくるケイオスもアレだけど…
ちょっと突き放すまでの過程がなさ過ぎて「そんなに冷え込むか?」みたいな感覚が付きまとった
そしてケイオスが良いやつだという描写がやたらと多いから、相対的に話を聞かないやつみたいな印象がどんどん強くなった
ケイオス側の釈明の余地があり過ぎて、気にいならないという理由だけで大儀なく冷たくするやべーやつに見えてしまう
結局ニコルも何も言わなかったんじゃないの?
勝手に我慢して勝手に爆発するって一番迷惑なやつだぞ
困るなら最初から言え、コミュニケーションをしろ
自己表現が下手な原因を相手に押し付けるな
気に食わね〜〜
あとはとにかく自分は気にしてない、相手も尊重してますアピールが凄くて辛いんだよなあ
わざわざ相手を思いやる体で相手を傷つけてるように見える
本当に一人で楽しい!ってなってるんなら、思いやる必要ないじゃん
そのへんの一貫性に疑問で性格が悪く見える
まあ色々言ってますけどニコルがヤバく見えるのは、小説→漫画になることでニコルの内面描写が減ったことに起因するんでしょうけどね
前提となる酷い仕打ちに傷付いたことを理解できないのがでか過ぎる
だからニコルが悪く見える
ネガティブをくどくど流しても漫画の読者体験としては悪いのは理解するが、これはこれでどうなんだ...
・ケイオス
ケイオスも最初こそ悪そうだったが、普通に乙女心の分からないガキだった…
別に悪くあろうとしてるのではく、単純に無自覚だったのが起因と判明するのが悲しい
でも悪かったなりに反省して向き合ってて偉い
自分を変えようとしていて好感度高い
それなのに報われないのが辛い…
あと冷たくされてから必死に関係を戻そうとするけど、なんかそんなに必死になるものか?という感じ
ケイオスが昔ニコルを好きになった要素があるにしても、明らかにキャロラインのほうが良い女だぞ
物事をはっきり言える人間の方がケイオスには合ってるぞ
ニコルはやめとけ…
ニコルを見ていても辛いのに、ケイオスを見ていても辛い
全方位辛いよー漫画ですよ
誰も幸せにならない
〜〜〜
小説版は2万字位ということで、多分次読めば大きく展開変わって感想も違うものになるのでしょう
しかし入りが悪すぎるので続き読むのは億劫です
終わり