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ブルーロック 32巻 感想



あらすじ

ロキとノアが3分ルールで出てくる

ロキはとんでもなく身体能力が高い天才で、潔は自分が再現できることしかできない秀才だと絶望した

しかし同じ秀才のカイザーが活躍しているのを見て、潔も”勝ちたい”という原点に立ち返り全てを勝ちに注いで戦う

 

 

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久しぶりの潔成長回で面白かったです

☆4

 

 

以下ネタバレあり感想

 

 

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・イガグリ

士道を止めるために出てきたと思ったら凛を封印する方向で驚いた

最近のブルーロックは露骨に腐に寄せてるところあったから、同じく女子ウケ悪そうな士道とマッチアップするものとばかり…

絶対イガグリって女子人気ないだろ、なんならそもそも過去の人気投票で碌な順位じゃないから別に女子に限らず人気ない

そんな奴が凛と絡んでも得にならんだろ

凛は潔と絡んでナンボ!!

 

まあそんなことは作者もわかってるから、ちゃんと腐向けの潔と凛の対決シーンが用意されているのがまたなんとも

凛は潔を抜くときに4回も「潔」って言いながらシュート撃つのは流石に女さん狙いすぎですよ

男同士って普通はこんなに名前呼ばないですからね…

ここ潔のもっこりをロックオンする凛にしか見えない

 

まあ腐向けの話は置いといて、活躍の仕方は普通にマリーシアなわけですが…

ピンチを上手く止めてくれるってのは助かるんだけど、実質トライアルの側面もある新英雄大戦でやるのはどうなんだという気持ちにはなる

ファウルで止めるって弱者の策なわけで、結局絡んでもフィジカル負けしているみたいな印象が残るから評価上がらんだろ、オファー候補にはならないような…

 

あと強者ひしめく舞台としてインフレで盛り上がる中で弱者のやり方で抵抗するのは物足りない

なにより弱者が策を弄して成り上がるって、常に潔が担当している領域でもあるから被るんだよな…

なんかどこまでも残念キャラで泣けます

 

・サッカーが始まる

潔が自分が天才じゃないと自覚するのは良かったです

エゴ甚八が ”世界型エゴ=秀才" で "自分型エゴ=天才" と解釈をしたのをもう一回潔がなぞったり、加えて原点に立ち返る流れってカイザーと同じだったり

なんかおんなじ話を繰り返された感が凄くてダレたところはあるが…

とにかく能力には長所短所に役割があって一人では成り立たないという事ですね

つまりサッカーの話ですよね

 

ブルーロックは最初甚八が0から1を作れる人を造るという事で始まったから、常に”自分がどうするか”で話が進んできたわけです

でもここで潔は勝ちの為に自分を駒にする=自分が第一ではなくなるわけです

自己実現の手段だったフットボールが、フットボールのためのプレイになるから大きな転換点だなって感じ

本当の意味でサッカーが始まった、ほんとここまで長かったですね…

感慨深いです

 

・主人公

あと潔が喧嘩売るところは良かったですね

潔は今までの自分を振り返り、オンリーワンではないことを自覚した

それでも勝ちたいって原点回帰をして、ここまで使ってきたメタビジョンを極めた先に自分を駒とすることを選択する勇気

結果として強者の目論見を阻むという小さいけど確かな勝利

今までの過程を振り返り、そして成長の結果を感じ取れるワンシーンなのでカタルシスがあります

 

まあ読み返す時は「こいつ勝ち切ってないのに何言ってんだ」ってなってしまったので雰囲気一辺倒でゴリ押されてたと気づきましたね

でもそのくらい流れとして美しかった

ここだけで満足感ありました

 

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終わり

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