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カグラバチ 2巻 感想- Manga_tokano_nikki
先月、累々戦記にカグラツーオンアイスと並んで1巻が発売された中で、唯一どこの書店でも売り切れていたので気になった
ジャンプ打ち切り予想ブログ確認してると、どうも同期の他作品と同し打ち切り候補状態だったっぽい?
1巻初版はジャンプ作品最低保証と噂される3万部だったのかしら
しかし最近は本誌で掲載順位が上昇してるようだし、コミックの入手難度を鑑みてもコアなファンが結構居そうだね
そんな中、今月に入り新品入手に成功したので読んだ
あらすじ
刀鍛冶の息子の”チヒロ”は父と暮らしていた
父は有名な刀鍛冶で、妖力を刀に込めることが出来る唯一の存在だった
ある日父は殺されて、その際に名刀6振りを奪われた
チヒロは父が遺した7本目の妖刀で、残り6本を探しに旅に出る…
評価
★★★☆☆3
ここからに期待できる
動機が復讐なうえに刀に異能バトルと王道ダークファンタジー
手足が飛んだり割と大人びたキャラが多く、ジャンプらしからぬ作品なので本誌受け悪そう
雰囲気やバトルシーンは面白いと思える要素がある
画力とかも1巻段階では正直並みと感じたけど、ジャンプ作家ってドンドン描き込みが増えて上手くなっていく印象なので数冊後は結構評価変わってそう
個人的には注目しています
以下ネタバレ有りの感想
↓
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いきなり復讐の話
最初は父の背中を追う刀鍛冶の息子が出てきたなあと思ってたら「38か月後」とか言って復讐にとらわれた男が出てきたが…
最初は同一人物と理解できなかった、幼少期とあまり似てないから
傷跡を残したり刀を見て眠ると殺意を思い出せる、とか結構暗いキャラ来たなあって感じ
そして相方が父の友人とかいうガッツリ大人で有能な人…
少年漫画では中々無い組み合わせ
青年向け作品みたいだな~ってのが最初の印象
・ヤクザっぽいヤツを襲撃するくだり
少年漫画って、刀で切るときとか明確に体の部位を切り分けたりしないで濁すこと多いよね
でもこの作品は露骨に手足やを飛ばしているので驚いた
表現もそうだけど、人殺しを平然とやる人問を話のメインに据えるとは大胆だなと感心した
いややっぱり友情努力勝利の中で復讐の完遂が勝利って暗いじゃん
でもそんなことに挑戦してくるとは色々攻めているなあと思った次第です
しかし丸机に飛び乗って次々切るところはオッって思わせる格好良さがあった
そして刀に力を込めて一閃で薙ぎ払うのもイカしてる
過激だけど演出好き
画力がどうのというより画角が圧倒的に良い
刀振り回すこと面白さ一本で攻めてくるね
・女子供の扱い
ヒロイン不在なのはどうかと思ったのか情報屋が女でヒロイン枠か?
と思ったら女のマセガキ出てきた…
車についてきたのでこの娘がヒロインか
しかし肉体再生シーンを書くとき、傷つけるんじゃなくて幼女の足を引き千切っててワオってなった
少年漫画にはハードな表現だと思うんだけど攻めるねえ
この作品は男に限らず女子供も平等に酷い目に合う、覚えましたし
・世界観について
妖術だの玄力だのと刀と親和性のありそうな和風な固有名詞出してさ
刀は護身用に推される文化とか
ダルマ爆弾とか入れ墨の悪そうな奴とか鬼面の敵とかちょいちょい和ティスト出してくるけど…
普通に超能力戦士ばっかで何でもありじゃん
戦闘はワープしたり分身したり脳の認識揺さぶったりと和要素ある奴のほうがレア
あと現代グローバル社会が舞台なんだよな
主人公も普通にテーブルに座り洋服を着ている
車は走るし孤児院があるし国の機関の男も階級バッジつけてる
あと妖力にちなんで何かしら社会の形変わる点ありそうだが、そういうのも無さそう
などなど力の源に固有名詞振られた所為で世界観は正直気になってしまった
しかしこういうのって勢いある展開や絵が良ければ納得してしまうモノという認識
現代で刀振ってるのは好きなので、今後は世界観の違和感無くなると良いなぁ
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次巻以降に期待してます
終わり