前巻は微妙だったが…
鵺の陰陽師 4巻 感想 - Manga_tokano_nikki
・内容
四吶の仇とのバトル
学郎の儘器進化
村編の終わり
以下ネタバレ有りの感想
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・幻妖のレベル
まず幻妖の強さについて具体的な指針来たな
幻妖レベル4段階なんだ
そしてレベル1は16体でレベル2とかやたらと細かい数字を指定してきたな
なんで数字振ったんだろ、すごく”らしくない”って思った
力を固有名詞つけないレベルで設定回りは薄めな本作において、ここだけ具体的でなんか変なじゃない?
強さなんて学郎から鵺まで登場人物に明確に差のある状況だから、細かく指定しなくても良くない?
どのキャラが「倒せる/倒せない」とか「誰程度の強さ」とか言及すれば強さの指針なんて解決した問題な気がする
何より序列並べても鵺が一番上なんだから、4だから特別強いとか感じないよ
正直夜行もレベル4だから強そう!ってよりは、鵺への態度の方が強さの指針になってたしね
まあ階級的強さが意味をあまりなしていないのは呪術廻戦も同じなんだけど、あっちは特級という面白ワードがキャッチ―だから違和感が素通りしたんだよな
でも今回はレベルxという数字振りだからな、悪目立ちした感がある
別にレベルとか細かく設定しなくても、人型に近づく程強い程度の説明で良かったんでないの
あと今回のレベル3は体から刀を出したけど、説明的には淤刀とかいう全員何かしらの刀的な武器を出してくるって解釈でいいのかしら
まあここからは対面するやつ全員レベル3以上だろうから、皆隠し必殺技があるよ程度の理解に落ち着いた
・幻妖の見た目について
ここまでは人型の敵(というか人)と交戦してばかりだから、敵の形ってあまり気にならなかったけど…
本格的な幻妖、グロいわね
とりあえず目が多いな
淤刀も汚い
そして村の女の子もいきなり目をむいて目が沢山出てくるのもキモい
再生するときも無駄に体から何かがはみ出していてキモイ
うう…この作品は女の子がかわいくてキャッキャしていたはずなのに…どうしてこんな怪物を眺めているんだ…?
とテンション下がった
というか幻妖のキモさもだけど、今回は四肢が欠損しまくり…
これもまた今までと比べてギャップがある
作者実はこういう過激な方向性の方が好きだったりするのかしら…
・成長+敗北イベント
儘器が進化して学郎も新しいフォームになったが、結局上位のレベル4が出てきて叩き潰されてしまった
うーん…
折角新技でレベル3で成長して新技を披露したのに、締りが悪くて爽快感が無いな~
即負けるから全然成長した感無い
この村編を振り返ると身内に後ろ指さされて始まり、強敵に力及ばずで終わりになってしまったわけだ
どこまでも学郎が報われなくて苦しいエピソードだったな
どうしてこんなことになるのかって考えると、鵺が強すぎるのが悪いんだよな
最初から鵺が強すぎるから、敵が序盤から学郎に見合わない強敵ばかりだった
そして作品的にも派手さを維持するためには敵はインフレを続ける
それに対して学郎も成長するけど最初の差が大きすぎて全然埋まらない
学郎も能力的には第六隊の皆を超えたあたりだから、既存メンバー越えという適度な成長速度なんだよな
でも作中では最初から強力な妖魔を撃退してしまったから、今回もレベル3-4と結構強い奴が敵として出てくる
結果として差が埋まり切ってないから、ここで負けるのは流れとしては自然というか必然なんだよな…
まあこれが生き残りの厳しい週刊少年ジャンプ連載の短所なんだろうな
面白い所や派手さを前借して人気を得た分、話の整合性という形でツケを消化しなければならない
でも話としては一区切りされたし、ここからに期待ですね
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全体的に気分は盛り上がらなかったから★2かなあ、正直この巻は評価低め
でも学校でスラマッパギとか言い出すノリが帰ってきたので、次巻を楽しみに待とう
終わり
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