次マンとかこのマンとかあの手の賞の上位作には逆らわない派なので読んでる
賞って純粋に面白いから表彰されるわけでもなく出版社とかの意向も多分にあると思うので順位にそんな価値は無いと思うけど
でも出版社が推すってことは誰かが金の卵だと思っているのは間違いないので、何かしらの魅力はあるはずなんよな
それが自分に合うかは別としてね
・簡単なレビュー
陽キャの女の子がCD屋であったイケメンは実は学校では陰キャな女子だった
そしてニ人は音楽を通じて仲良くなる
評価としては「話は良いけど漫画としての体験は悪い」
友情というか百合というかキャラの関係性は良い
キャラのビジュアルデザインも好き
ただSNS漫画なだけあって、話の構成とかページ単位での読みやすさとかそういったものが書籍としてみた時に自分の中では評価を下げている
以下ネタバレあリ感想
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・読むのに疲れる
読んで一番最初に思った感想は正直コレ
お高いプライスで3色カラーとすごく力入ってるのはいいんだけどさあ…
白黒に加えて背景とかにも緑が入っているせいで画面全体のごっちゃ感凄い
色付けられるとどんなコマも絵に力入ってるように見えるから全体の情報量が多く感じる
なので視覚的に読んでいて疲れるんだよなあ
意外とモノクロであることは情報量が適度に間引かれて読んでいて楽なんだなと気付いた
展開も一つのシーンにひと山って感じで常に見せ場を出されるので休む暇が無い
これTwitter漫画なんだっけ?
SNSでバズるためにはこういう形になってしまうよなあ
作りたい良いシーンから逆算して必要な行いを抽出すれば、必然的に無駄は無くなってしまうのは仕方がないとはいえ…疲れるよ!
とまあ読み切るために何回も置いて手に取ってを繰り返した
これ実は書籍じゃなかったらモノクロだったりする?
であれはその状態で読みたいが…
・百合というか友情というか
恋を自覚していないだけなのか、単純な友情なのか
家の中で相手を意識したり髪型気にしたり彼女の有無に一喜一憂したりと恋愛的な言動は見えるけれども
音楽を一緒に聞いたりとか曲作りを応援したりと話の本筋では友情あふれる行動が目立つ
この作品はきららか百合姫か?今の段階では分からない
どちらにせよキラキラで若くて明るい素敵な関係性の2人だと思うので恋愛してもしなくても良いけど…
タイトルで釣られた百合豚としては恋愛してほしいね!!
舞台というか人物の立ち位置も皆の言動や価値観がLGBTに寄ってない普通な感じなので、百合をする空気ではない
が、そういう普通の世界観な分メイン2人の百合っぽさにワクワクできる
男だから、女だからじゃなくて"貴方が良かった"って恋愛を見せてくれると期待を持っている
至高の百合キスが見たい
・好感度の高い脇役達
成田とかアンナとか二人を阻告するかに見せかけて背中を押す側のキャラがいい味して立ち回ってる
ご都合主義的な立ち位置ではあるが、好感持てるキャラでうまく話を回していると思う
そして皆性格が良い~
この作品は登場人物が皆良い人ばかりであることが楽しいところ
・みつきが海外に行きそうという話
ロミオとジュリエット要素きちゃ(離されるという意味で死んだりはしません)
これは恋愛の三大聖地が一角、空港で恋愛イベントが起きるフラグと見たね
(自分の中で空港は歩道橋に放課後の学校と合わせて勝手に恋愛の三大聖地と呼んでる)
そしてこれは海外に行くと予想
そのほうがキャラっぽいし再会が工モいから
みつきも英語も勉強しているしね、結構あこがれ大きいと思うよ
あやも「私が帰る場所になる!待ってる!」みたいな待ち方してそうじゃない?
そして再会したら熱い抱擁からの接吻を望む!!
ブヒー!(百合豚の鳴き声)
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終わり