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愛してるゲームを終わらせたい 6巻 感想

・内容

3日間お試し期間の終わり

体育祭に向けてダンスとリレーを頑張るゆきや

 

 

以下ネタバレあり感想

 

 

 

 

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・ひねくれゆきや

う~~~ん辛い

何がつらいって進めば進むほど萎んできてるように感じるところ

太陽に近づくにつれて翼を焼かれていくイカロス状態

ゆきやは確実に努力した、行動を変えようとした

そうして社交性を上げると、クラスメイトという比較対象が登場するようになる

これはレベルが上がって視野が広がったから、段々周囲に目が向くということでもあるが…

気付きが増えれば不出来な自分に気づく

この壁にぶち当たり、それまでの積み重ねがありながらも自己肯定できずに苦しんでいる

そんなゆきやの気持ちは分かるけど、読んでて非常に悲しいものがある

 

理想通りに完璧になんか誰もできないのにね

不完全な自分と折り合いつけて妥協しなきゃあいけないのにね

結局のところ、ゆきやは周囲に人がいないから、「これでいいよ」を誰も言ってくれないから止まることができない

そうして分不相応にもリレーに立候補してしまった

マラソンでクラスメイトとの団結とか期待を背負うことへの責任感とかを感じるのではなく、走り切った自分は好きになれるから走るという自己中な動機…

自己都合で他者を振り回すことを自覚してなお、自分の成長という大儀を盾に周囲に負担を強いる姿は辛いものがある

しかも喧嘩を売られたからという理由でアンカーになると勝手に宣言する

ゆきやの発想が自分に染まってる

結局自己肯定できないから視野が常に狭くて行動原理が自分のためで終始してしまう

 

この作品は6冊も続いているのに、最初からゆきやの心象が一向に良くならない

読んでるこっちも苦しいよ…

 

・いちゃつき

はっきり言って、キツイ

ほんと居たたまれないというか恥ずかしすぎて、読むの何回も中断したし、つらいとこバーッと流し読みしたりであまり碌に読めてない

ゆきやは過剰にポエミーで、こう言葉にならないゾワゾワ~って感覚が襲ってくる

「これがみくの隣にいられるってことか」

「俺のコト、応援しろよ」「応援してくれるんだろ」

発言したら黒歴史だろうな~って単語を放ちまくる、とても恥ずかしい

クラスメイトに思いを伝えるくだりのクラスメイトの反応に常になる

ここ首が千切れそうになるほど頷いた

 

まあこれが作品の味ではあるのですがね。

こんなに羞恥の気持ちになれる作品は他にない

 

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正直お試し彼氏彼女したのに進展殆ど無くて気分的に★1-2辺り

 

終わり

 

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