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血を這う亡国の王女 1-2巻 感想・評価

 

情報

・連載場所:ガンガンONLINE(多分月一更新?)

血を這う亡国の王女 | ガンガンONLINE

・連載開始:わからん
・出版社:スクエアエニックス


あらすじ

バタリア国の王女”プリシラ"はハリ王国に侵略されて娼婦になっていた

現状を覆すために元バタリア国民の娼婦たちと一揆を起こして脱走を図る…

 

評価

★★☆☆☆2

所感としてはゲームみたいな話だと思った

基本的に”脱出できるのか?”についてが話の中心なのでキャラモノじゃなくてサスペンスモノって感じ

とまあ凄い気楽な娯楽作だなというのが所感

 

特に絵が好きではなかったので★-1

 

 

以下ネタバレあり感想

 

 

 

~~~~~

・話

いやマジでゲームとかの台本って感じのストーリーじゃない?

中世ヨーロッパ風味の世界で、地位の低いものによる謀反脱出というコテコテすぎる話

主人公を自分で操作できないのが不思議な気分だよって感じ

Mission

・兵士を夜襲しろ!

・火を放て!

・地下通路から逃げろ!

・追っ手を倒せ!

みたいにRPGのように次々状況が展開される

しかも結構知的に状況を詰めていくから、キャラがどうのというより”どうするのが最善か?”を常に問われるところがゲームっぽい

男兵が仲間になったり武器を集めて武装させたり…

アクションRPGだったら普通に楽しそうだな

 

逆に漫画体験としてはさらっと状況を追うだけだから物足りない

キャラが状況に応じて必要な立ち位置にいる感じだから深みとか無い

プリシラが何を思っているのかより何を成すかが常にフォーカスされる感じ

だからキャラに思い入れとかあんまり持てないのがつらい所

 

最も話が変なところで止まらずサクサク進むのでストレスもない

都合よい展開も悪い展開も必ず前に進む

そして倒す敵はしっかりダメージを与える

男兵が時間を稼げれば勝ち、そうでなければ負けみたいな常にバトルの結果が求められる

伏線とかがあるって感じじゃなくて、状況をどうする!?みたいな頭空っぽでもOKな楽さが前面に出ている

分かりやすいけど語ることもない…

本当に娯楽のための話って感じだ

 

・絵

娼婦がエロくない…

そして男が汚すぎる

とにかく見苦しい

復讐の鬼として嫌な顔するところが妙に迫真で基本的につらい

そして基本的に書き込みが均一だから、読んでて緩まないというか疲れる

その癖目に入るのは歯が抜けた汚い邪悪な男と露骨な被害者顔をする女…

うーん

 

あと作品の特徴として裏の顔のオンオフがはっきりしているっていうのがあると思うんだけど…

落差が凄くて別の顔みたいになってるんだよな

なので平時の勇気溢れるプリシラが険しい顔するのをあまり信じられてなくて…

微妙

 

最も、見てくれで立ち位置が分かりやすくもある

汚い男は敵、女は味方

本当にゲームのようにステレオな悪男しかいない

理解のしやすさに極振りされているなあと思うのでした

 

~~~~

これもろくにネタバレ要素ない感想になったな

まあ読んで状況を楽しむ作品だから本質的に何かが心に残るとか無い

 

終わり

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