1巻では今後に期待と書きましたけど、今回も色々粗が目立った巻でしたね
灰色の陰陽師 1巻 感想・評価 - Manga_tokano_nikki
・内容
人型暮明の群れと接触する鯖虎
人と暮明の子供について
陰陽寮最高戦力 五芒星・水行 ”深宇美 海”との闘い
以下ネタバレあり感想
↓
～～～～
・倫理観談義
なんか開幕から暮明と人間の違いについての意見交換会始まったな
というか暮明が人間を襲う理由は、
「人間を食べるほど人間に近づいて最終的に人になれるから」
なのか～
これは人型が強い事の説得力が出る良い設定だなと思った
そして少なくとも暮明集団は価値観はズレているが、倫理を理解できる存在だったとねえ
でも話す内容はポジショントークだった…
「気に入らない暮明を殺すことと、気に入らない人間を殺すことは同じだろう？」
「生きるために他の命を食べるのは悪い事か？」
なんて言われてもなあ
陰陽寮の人間が「暮明は敵！」で固めてるのに対して、暮明も「むかつく人間は敵！」って言ってるだけだよな
人も暮明も結局は命の優先順位つけて、自分にとって都合の良い解釈をして、都合の良い言い訳をするだけ…
でもこの回はサブタイが「悪と無垢」なんだよな
自分の為に誰かを犠牲にする行為を分かってやっている人間は悪質で、分からない暮明は良質なのか？
って話なのだろうか
まあ鯖虎は共存の方向を訴えた、殺すまでの過程はどうであれ殺さないという結果が大事と理想を掲げるんだから良い奴だよな
クサいけど誰かの為であれば臆するのことない姿勢がステキ
・VS海
みうみ うみ…
一見適当な名前だけど、キャッチーで覚えやすいので好き
海に限らずこの作品はキャラ名が良いの多いと思う
特に鯖虎は前回読んでからずっと覚えていた名前だしな
鯖に虎ってなんだか良く分からないけど響きめっちゃ良くない？
しかも海は肩書が厨二心くすぐられるフレーズ…
声に出して読みたくなる良さみがある
"陰陽寮 最高戦力 五芒星・水行"
強そ～～～～
個人的に”最高戦力”って単語がバカっぽくて好き
心の愛染が「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」って叫んでる
しかも横にいる手下も、鯖虎が最初に撃退したヤニカスなの草
海自身もメスガキって感じの見た目に加え、期待を裏切らない口の悪さ
態度も肩書も大物なのに本当にかませ犬感が拭えない、フフってなるよな
てか海の言葉の汚さ、週刊少年誌にしては屈指じゃない？
暴言内容がオンゲならBAN対象になりそうなレベルなんだけど…
普通に”ノータリン”とか発言していて攻めるねェ～って感心していた
確か差別用語としてテレビで放送禁止でしょこのワード
そんな言葉も載せてくれる秋田書店は、表現の自由を優先する優良な出版社ですね
そして海は発想も”親の前で子供を殺したらいい顔しそう”とかライン攻め攻めだね
ろくでなしでも務めれられる陰陽寮って組織、大丈夫ですか…？
とまあ言葉も悪ければ倫理も欠如している、つまりこれが悪と無垢における”悪”ってコトだね
暮明に対して「人間は不遜で傲慢だよ～」とこれでもかと示してくれる
分かりやすくて良い
あと淫夢厨なので海がたまげたところで笑ってしまった
記憶から淫夢を消したい、本当に
・ファイトの演出
これは地下の戦闘でずっと思ってたことなんですけど…
とにかく画角が微妙じゃないですか？
特に水が放出される事について、事実以上を感じることは無いというか、迫力が無いというか…
ハイドロポンプなのは分かるけど、派手さに欠けるよな
しかも鯖虎も出した水を印で受けてるからバトル中は1本水の流れがあるだけ…絵面がショボ過ぎる
つまるところ強くなさそう
消防車と化した海ちゃんって感じで人にダメージを与えるにしても派手さが無い
この辺演出頑張ってほしいなと思うのでした
そして鯖虎がきゅえと合体すると画力落ちてない？
なんかそこまでの絵と雰囲気が変わってる感じがして、同じ人が書いているのか疑問を感じるんだよな…
線路上の戦いにしても、背景と一体感無さ過ぎてなんかすげー違和感あるんだよなあ
戦闘姿も似たポーズばかりだし、顔も同じ角度ばかりでカメラワークが微妙だなあ
能力も吸収に放出…
しかし今回は出るのが水だけだから地味だった…
マジ拳で殴るのが一番の見せ場なの微妙でしょ
能力で派手にやってほしかったな…
とまあ変身時のファイトという一番の見せ所が没入感足りなくて盛り上がらないと思うのでした
オッサンが白嵩撃ってきたとこが一番派手カッコよかったまである
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正直★2ですかね…
変身バトルが面白くないのどうにかして欲しいね
終わり
次
