次にくるマンガ大賞でノミネートされていたから読んだ
情報
・連載場所:pixivコミック?
https://comic.pixiv.net/works/10014
・連載開始:2023年12月?
・出版社:スクウェア・エニックス
あらすじ
会社員の27歳男性”甘田”はオフィスではイケメンで通ってるけど、オフではロリータの格好をしている
同じ会社の27歳女性”阪久”はオフィスでは仕事人間だけど、オフではパンクな恰好をしている
2人は会社では業務的に話す程度の間柄
しかしオフで出会い仲良くなる…が、お互い職場での正体に気づいていない
評価
★★☆☆☆2
まあ~話よりかはオンとオフのキャラの立絵を楽しむ作品です
なのであまり語る事が無いです
個人的嗜好の話をすると、こういうタイプの絵はそんな好きではない
やっぱ少年漫画に代表されるような絵が好きなんで、結構別属性だと思う本作は正直そこまで夢中になれる所が無かった
ファッションとか細部まで細かく丁寧に書き込んでて、綺麗目な格好しているコマとかが1P使っててイラストとして凄いんですけどね
だけどそこに感銘を受けることが無かったので★が低めになってしまいました
表紙の絵が好きな人はとことん好きになれる作品だと思います
私には合わなかったというだけ
以下感想(ネタバレ含んでいない気がする)
↓
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・話
会社と私生活で恰好が大幅に違うという話だが…
それ以上でも以下でもないのよね
何故そんな感想を抱くかといえば、キャラがオンとオフでも本人のまんまだから
甘田:会社で八方美人のイケメンとして会社では人当たりが良いのに、オフでも阪久に優しい対応している
阪久:職場で煙たがられているが、オフでもパンクな恰好して周囲から引かれ気味と、いつも人が遠ざかりがち
そんな感じで2人ともオンとオフといっても絵的に2種類の格好をしているだけで、甘田も阪久も人間として一貫している
つまり変身してもギャップをあまり感じないから大して盛り上がらないという事
人としては自然ではあるんだけどね…
ただキャラものとして惹きつける何かは足りないように感じちゃう
やっぱり変身って本質的には別人になる事だからね、同じ人間の延長線になっちゃうとただのコスプレだよ
別にそれが悪いと言いたいわけではないが、話としては興味持ちづらいね
・漫画?
そもそもこれ体裁上は漫画なんですけど…
でも本質的には絵本って感じですよね
絵が本体で、話は絵の展開を変えるために付随しているようなものに見えるという事ね
ページを開けばキャラとかの立ち絵がとにかく大きく書かれている
コマの構成もキャラがどんな格好しているかを最大限見せるようになっている
つまり絵>話な構成になっている、これが絵本だと思う大きな要因ね
でもコマ一つ一つ丁寧で、大判なのことも相まって、キャラの立ち絵はしっかり楽しむことが出来るのよね
大きなサイズの書籍で、良い紙質のページに、ハイクオリティなイラストカットを沢山乗せる
本当に絵を見せに来ましたって感じだよね…
イラスト集として考えると、楽しめると思うのよね
代わりに話の密度が凄い薄いんだからなぁ…
セリフだけを読んでいくとマジで爆速で読み終わってしまう…
漫画としての読書体験としては微妙だと思う
まあこの辺の絵と話の匙加減みたいなのって作者固有のもので、そこがマッチするしないもマンガの楽しみではあるよね
自分の求めているバランスではなかった、それだけの話ではある
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終わり