Manga_tokano_nikki

主に漫画の新刊感想か新作のレビューをネタバレ有りで投げている

映しちゃダメな顔 1巻 感想・レビュー

百合好きなので読んだ

 

情報:

・連載場所:コミック百合姫(月刊)
・連載開始:2023年07月
・出版社:一迅社


内容:

人気No1キャバ嬢の美沙が、行きつけのレズハプバーで偶然出会った女の子・伊織と一夜を過ごす

伊織は実は女優だった、伊緒は美沙が忘れられなくて追っかける

美沙は女優として売れっ子な伊緒を扱いかねるが、なんでか虐めたくなる…

 

評価:

★★★★★5

自分の好みストライク~!

現時点では何回も読み返しました

 

拙者クーデレ大好き侍だし、ガールミーツガールでしっかり出会いからやってくれるのでそこも◎

キャラ・話で爆加点

絵柄も好みだし、エッチな場面ではしっかりエッチする

これで4翻、満貫です

あと百合漫画だけどちゃんと男も出てくるので(フレーバー程度だけど)そこも加点としています、跳満

 

以下ネタバレあり感想

 

 

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・美沙

キャバ嬢で日頃は男の相手しているけどレズです、って設定良いな

やっぱ女しかいない世界で女と恋愛するのは当たり前だからな

男もいる世界で女を求めてナンボよ、そうすることで”あなたのことが本当に好き”が強調されていくわけだ

 

あとキャバ嬢なのもよい

顔もいいし性格もいいし気遣いもいい、というのが合理的に説明つく

そしてこれは人気嬢なのも納得できるってポイントとして、心に邪悪さが無いんだよね

基本的に優しい

なので読んでて好きになれる良キャラ

 

そんな人格者の美沙が伊織だけに嗜虐心を覗かせるから、めちゃ”イイ”…ってなるんよな

自分のツボにクソはまるシチュ也…

 

・性愛から始まる関係について

まずこの作品は美沙と伊織は性的目的で出会ってるから、性行為が常に付随するのよな

自宅に連れ込んだ時も、お漏らしをした時も…

ちゃんとパンツを脱ぐ!

素晴らしいですね~

この辺ぼかす作品はぼかすからね

 

そして性愛からスタートしているから、二人とも純粋に相手に対して恋愛!みたいな感じになってないのだが…

それでも特別な存在として惹かれ始めているのがちゃんと描かれていて…良い!

 

美沙はそもそも特別な人を作らない主義なのに、そんな自分が伊織の前では自分じゃなくなっていることに自覚的ながらも恋とは思っていないのは良い

口では厭厭言っても、なんだかんだで世話焼くのとか、お願いを通してしまう所とか…

出会いが苛烈な分素直にもなれなそう

そういう所が自分の焦れ豚センサーに引っかかりまくる

 

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ブログ初めて思ったけど、自分は好きの言語化が苦手だ

不満に対する言語化の練度だけ高い

自分が人生においていかにマイナス目線で物事を見ていたことか痛感している

好きであるとなんでもよく見えるから、具体的に何が好きか考えてこなかったんだなあと反省する次第です

 

終わり

ぼくの好きな人が好きな人 1-2巻 感想・レビュー


葵せきな作品を読むのは初です

生徒会の一存は聞いたことある程度で話知らないです

 

情報:

・連載場所:ヤングアニマルZERO(隔月)
・連載開始:2022年12月
・出版社:白泉社


内容:

高校2年の男子・秋月は不破美夜(高1女)に告白するも「好きな人がいる」との理由で散る

美夜の好きな人=治験部(なんでもお助け部)部長の朝陽(高3女)と把握し、どんな顔か拝みに秋月は治験部へ突撃したが、流れで入部させられる

朝陽も子供のころ自分を助けてくれた「治験の王子様」に恋している

治験の王子様=秋月だが、秋月は朝陽を覚えていない

秋月→美夜→朝陽→秋月の三角ラブが治験部の活動を通して始まる

 

評価:

★★★☆☆3

 

正直設定も展開も三角状況を作るためだけにすべてを勢いでごり押しで話が始まるので、最初は割と置いて行かれた

けど流石人気ラノベ作家、イベントを通じた掛け合いの面白さとキャラの深堀が行われて、段々と登場人物が好きになってくる

恋愛も秋月が誰を選ぶのか?みたいな話になっていくので、顛末も段々気になってくる

スロースターターな感じですね

1巻だけなら★2だけど、2巻に入って面白くなってきたので★3です

今後次第では評価上がる予感がします

 

以下ネタバレあり感想

 

 

 

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・読みづらい序盤

序盤は読みづらさが先行していたなあと思う

まず主要キャラに姉妹がいること

不破は姉妹なのが視覚的に分かり辛さがあった

姉妹って言っても、髪型2人ともショートなのは流石に…

前髪のピン止めという差別化はあるけどシルエットが同じなのは勘弁してほしい

 

そして会話の量が多い

セリフ詰め詰めなので1ページにかかる時間が序盤から多いから、進展が遅い(時間的に)ってなるので疲れる

そのうえに絵もしっかり描きこまれていて単純に情報量がオーバー気味…

少女漫画ってよく背景がトーン一本なコマ多いなとか思いますけど、あれはあれで楽だなと思うのでした

 

この辺って小説だと多分何事もなくスルー出来るところなんだよな

でも漫画に求めているのって、長い能書きを視覚的に省略できるが故の手軽さなんだが…

って思いながら読んでました

 

けどこの辺は2巻に入っていくにつれて気にならなくなってきたんよな

慣れと作品側の進化の両方があると思ってる

 

・しっかり恋をしているのは1人

恋愛トライアングルものな癖に、朝陽一人だけガッツリ恋愛しているね

これは悪いというかむしろ良くって、3人が常時お花畑ってわけじゃなくて1人な分メリハリ効いてて良いなと思う所

朝陽は好きになる動機とか掘り下げあるし、恋する乙女の言動をするので普通のヒロインなんよな

 

それに対して秋月が美夜を好きな理由も見た目程度?なのか対して言及ないし

美夜が朝陽を好きな理由も優しくされた程度?でしかない、”好き”で括るより”尊敬できる先輩”で括ったほうがしっくりくるレベルだしな

まあ思いに対する掘り下げが無いんだよな

掘り下げが無いのに合わせてこの2人は恋愛への温度感も低めなので、3人お花畑よりはよっぽど読みやすい

現状では三角はフレーバー程度として納得できる

 

・一見くだらないエピソードたち

1巻なんだけど、治験部の活動とか言いながら所謂スケット団みたいな話が単話で出てくるのよね

媚薬・マジックショー・物探し・ボドゲ…

これテンポ悪いなあとか思うけど、話の中ではしっかり秋月の良い所が描かれていて後々生きてくるんだなあ

と2巻で思わされた

 

積み上げが、しっかりしている

既に好き同士にみせかけて、ちゃんとボーイミーツガールしてるよね

ただ秋月は複数のヒロインにフラグが立ってる状態なので、ここからが長いんだよなあ…みたいな気分もはなってる

他ヒロインも土俵に上がるためにエピソード増えるだろうし、何よりマンネリ打破とかでキャラ増やされて恋愛させられる

選択肢は多くても4までで頼む

つまりあと一人ね

 

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次の巻は買うと思います

 

終わり

 

戸崎さんは僕にだけ冷たい 1巻 感想・レビュー

今日から暫く新規開拓の感想です

私、最近競馬にはまりすぎててですね

競馬で見かける単語とかに反応してしまうんですよ

つまり、この作品の購買動機も”戸崎さん”だからなんですよね

※この作品競馬要素一ミリも無いです

 

そして戸崎圭太、皐月賞おめでとう!

自分はコスモキュランダ頭にしてたから泣いてたけどね

 

情報:

・連載場所:コミックNewType(月一更新)

戸崎さんは僕にだけ冷たい - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype

・連載開始:2023年6月
・出版社:KADOKAWA


内容:

舞台は高校

冴えない男の健二郎はクラスの女子戸崎さんに片思いをしていた

しかし戸崎さんも健二郎に片思いしていた

戸崎さんは好きな人に冷たくしてしまう不器用な女の子だった…

 

評価:
★☆☆☆☆1

すまん、とてもつらい

 

とにかく開幕からすでに二人は両片思いなんだけど、普通に陰キャだからコミュニケーションに失敗しまくるのよね

だけどお互い相手のこと好きだからどんなリアクションもポジティブに捉える、みたいな話

1話目から、雨が降ってるのに緊張から「今日はいい天気だね」と言ってしまう健二郎に対して、戸崎はボケてくれたのかな?って内心喜んでいる

その次元の話が続く

 

こう…年取ってから読むと非常に苦痛なものが…

 

まあそもそも戸崎も健二郎も魅力ないキャラだから、年関係なくきついかもな…

 

 

 

以下ネタバレあり感想

※不満たらたらなのでこの作品好きな人はブラバしてください

 

 

 

 

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・健二郎

健二郎くん、開幕からおほ^~キッツって感じのキャラや

なぜ戸崎さんが好きなの?って問いに対して

電車で妊婦さんに席を譲っていて優しそう、あとなんか波長とか気が合いそうだなって

とかいう回答でもう、恥ずかしくなってしまった

”波長とか気が合いそう”ってなんですの、ナンパのフレーズですか?

クラスの冴えない男の子が心の中で「波長とか気が合いそう」とか思って女の事を追ってたらヤバスンギだからね

いやまあ思春期だから許されるところはあると思うけど!

若気の至りの中でも特にきついヤツやね

 

そして戸崎さんも好きな理由が

・よろけたところを支えてくれた

・笑顔が素敵だった

それだけでずっと片思いって……んにゃ…(言葉を失う

 

ボーイミーヅガールが大好きな身としては、そもそも両片思いの幕開けってすでに原点要素がでかいのに、二人とも相手を好きな理由が風船でどっか飛んでくレベルの軽さ…

真顔選手権で優勝してしまいました

 

・エピソードの次元

イベントはベタなものが多いんだけどさ

健二郎くんも戸崎さんも、そこで魅力を出すとかではなく、単純に相手を見て喜んでる状態がずっと続いている…

 

2人が傘を取り違えたとき、返却のきっかけを作るために手紙を送る戸崎さん

中を開けると「傘を返します」とだけ書いてる

それを「字が綺麗~!」と舞い上がる健二郎…

 

健二郎が体調不良で戸崎さんが自宅にお見舞いにきたとき、オフのボサ頭を見て「かわいい~!」と舞い上がる戸崎さん…

 

まあ、とにかく魅力を失うような点を互いがひたすら美化するだけなので、健二郎も戸崎も正直キャラとして魅力を感じないんですよね

そんな感じで恋は盲目を極めているわけですが、好きになった理由も浅すぎるわけです

ただの一目惚れですべてを許容しているとか、もうお花畑通り越してマリファナ畑ですよアッパラパー

 

とまあ相手の人間性が魅力じゃないから話の進め方も内向的で、”話せるかな~ドキドキ”みたいなところから毎回始まるので辛い

焦れとかじゃなくてコミュ障、涙

 

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終わりだ