ウマ娘はゲームだけやっていたのでアニメは初視聴でした
・内容
ジャングルポケットが日本ダービーとジャパンカップを戦う話
・評価
★★★☆☆3
自分は最初はウマ娘から競馬に入ったわけだが…
競馬にハマってから馬のこと調べて価値観が大きく変わった
すると歴史という結論ありきで話が組まれてるということに気づいてしまうのよな
なので様々な要素に正しい答えがあるから、何とも盛り上がり辛い
常に正しい歴史が作品の妨害をする…
と話は面白くなかったに該当するが、映像は凄い良かったところがいっぱいあった
そして音楽良いと初めて気づけた
映画体験としては良質な方よね
以下ネタバレあり感想
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・史実とキャラ
ジャンポケはゲーム内で実装されていなかったから戦歴調べたことなかったんですけど、この馬は日本ダービーを制したのに3歳でJCを勝っているのか
凄いな
しかもマジでテイエムオペラオー倒しているのか
凄いな
札幌記念→菊花賞→ジャパンカップって当時のローテ詰め詰めで驚き
凄いな
そして古馬になってから勝利が無かったから5歳を前に種牡馬になっていたのね
悲しいな
そして産駒筆頭がトーセンジョーダンなんだ
だからシチーと一緒にクラスで話しかけてきたのか…
でもトーセンジョーダン産駒って聞いたことないからサイアーラインはここで途絶えているのか…
悲しいな
まあジャンポケのことを知らなくてもJCに勝つことは薄々予想出来てしまったよな
マンカフェが菊有馬春天と3連勝することは知ってたから、勝つならここしかないもんなあ…ってなってしまった
こんな風に微妙に史実を齧っていると起きる事がわかるのがつらい作品だな
「なんでこのシーンがこうなったのか」を作品に依存しない形で認知できちゃうから、キャラという存在をうまく消化できなかった
例えばアグネスタキオンが皐月賞後に無期限休止を宣言するのも、骨折後に種牡馬になるからと知ってしまっている
そうすると、その史実の状況に合致するように並走しない理由を後付けて喋っているように見えるのよな
メタ視点が常にチラつくからキャラがどんなにキャラクターしても別の意図が介在してしまう
なので言葉を素直に受け取ることができない
それがつらい…
内容は普通に面白いはずなのにね、受け取り手がつまらない捉え方をしている
それだけの話
・映像
府中競馬場と中山競馬場は何回も行ったから、映像で競馬場が出てくるたびに「再現度が凄い」って気づけたのは楽しかった
そしてレースシーンもトラックがしっかり芝が痛んでたりしてて再現度スゲーってなった
臨場感もカメラワークもあって普通に面白かった
ここは映画館で見てよかった要素
まあファンファーレが普通のG1じゃないのが悲しいけど…
あのG1ファンファーレを現地で聞いて手を叩くのが一番楽しいんだ…
ここは許可が下りなかったのか残念だね
・ライブ
ゲーム3年もやってたのに、ゲーム内ライブまともに見たことなかったんですよね~…
でも今回の最後の4人でPRISMATIC SPURT!!!!を歌ってるのメッチャ良くて感動した
え?もしかして今までやっていたゲーム、無料で良曲を提供してくれてたんですか!?
と驚きに満ち溢れていた
サイゲ、凄いじゃん…
今回映画見て一番良かったと思ったところでした
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終わり