情報:
・連載場所:コミックトレイル(多分)
Pain.1 僕の好きな人 / 僕の彼女は春を売る - 後藤ねぎ | コミックトレイル|漫画とつながるフェス空間!
・連載開始:不明(見つけられなかった)
・出版社:芳文社
内容:
ゲームプログラマーの"野原葵"はマッチングアプリで"植田春子"と出会い、恋仲になる
春子は風俗嬢なので葵はやきもきしていた…
評価:
★☆☆☆☆1
とにかく葵が風俗嬢の彼氏としてやきもきする様子が淡々と描かれている
キャラに掘り下げが無いから感情移入とかではなく、状況に対して共感するしないで面白さを図ることになる作品
彼女すらいたことない人生の自分には、正直理解の外側って感じの話
以下ネタバレあり感想
↓
~~~~
・概念としてのキャラ
葵は脱童貞したばかりの陰キャのスレテオイメージみたいな言動をする
けど葵自身についてドラマが語られたりとか過去の掘り下げがあったりとかするわけでは無い
人並みの行動をそれっぽくなぞる特徴のない一般人という認識
そして春子も漠然と性を売るだけのキャラ
風俗で働くことに特別な理由が無ければ、美学を覗かせるわけでもない
漫然と当たり前のように性を仕事にしているだけの存在
別に仕事が性産業になっただけの一般人って感じ
2人の恋愛も中身が無い
会ってセックスして好きですって言って付き合うだけ
そのあとも愛をはぐくむ代わりに性行為をするだけ
とりあえず形だけがあって中身は何もない恋人関係
とまあキャラクターのことを好きになるとか何もない
人生ゲームみたいなものだよね
葵と春子はオタクと風俗嬢が同棲しているというシチュエーションを体現するためだけに用意されたコマ
この2人がこの2人である絶対の理由は何もない、ただそこにいるだけ
・この作品の面白さとは
この作品は結局の所キャラに感情移入できないから、葵のイベントの反応を自分の頭で消化するしかないのよなあ
じゃあこの作品って何を楽しむのか?
と考えたら、「彼女を心配する」という事象について共感することなのかなと思った
最も起きることも「葵は春子が風俗嬢だから不安になる」だけなので、”性産業者って浮気しそうでしょ?”みたいなステレオなイメージに「ウンウン」「わかる」って反応できれば楽しいのではないだろうか
が、私は人を好きになったこと無いから恋人に不安になったりヤキモキしたりって全然理解できない
ましてや性産業者だから余計に不安になるみたいな感覚も理解の範疇を超えている
なんたって私は性行為出来たこと無いですからねウェ〜ん
とまあ、もう遠い遥か彼方の話を眺めているような状態だった
自分の人生が豊かではないことを認識するだけの漫画になったので苦しいですね
~~~~
終わり