ジャンプラで101話(タッグのオークション)まで読んだ
多分11巻の途中までになるのかな
電子で読むのは心に多少の呵責はあれど無料のパワーが強すぎて時々屈しちゃうね
でも広告で微妙に気になってたシーン(カモネギのくだり)が見れてよかった(小並感
[第1話]ジャンケットバンク - 田中一行 | 少年ジャンプ+
・簡単なレビュー
日常に退屈するリーマンが天才ギャンブラーに惚れる話
オリジナルギャンブルで戦ってる
噓喰いみたいだけど嘘喰いと違って主人公は賭朗側
評価としては「スナック的に面白い」
暇なときにアーオモシレーって一気読みするのが一番楽しい温度感
ギャンブルは直観的にわかるゲームが多いので読みやすいけど、オリジナルのゲームで戦うので長期間の記憶はムズイ
全体的にミスリードメインな話なので何が起きるか知ると面白さ半減で、2回読んで染みるタイプではないと思う
以下ネタバレ有り感想
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・思ったよりジャンプな作品(になってく)
この作品、最初は邪悪な人物も多ければマフツも嫌な人の顔するので、割と微妙よりだったけど…
御手洗がジャンケット権の話始めたあたりから方向性めっちゃ良くなったと思うのよね
この辺から話の本筋たる銀行員の御手洗がメッチャ少年漫画しているよな
御手洗の感性は壊れているけど…どのような形でも目標に向かって努力していて根は真面目な青年なのでワクワクできる
周りの銀行員も立ち位置と態度がはっきりしていて、読んでる時にこのキャラは罠では…?みたいに疑心暗鬼にならなくて良いのが凄い楽よな
そして仲間はちゃんと仲間していて友情がある
全体として御手洗の目標が提示されて、そこに向かって様々なハードルが出てくる→友情努力勝利で解決していくって構成だから話を追いやすい
主人公が主人公出来る構成なのは流石集英社作品という感じ…
・個性派であり愛せるキャラ達
マフツを始めとしてギャンブラー達、しっかり信念というか一本気があるし行動に一貫性あるので例え異常でも好きになれる
相手が嫌がることが好きとかそういう感じではなく、皆自分の欲に忠実で有る事が良い
なので登場人物に過剰な嫌な奴いなくて、純粋にギャンブルバトルに集中できるのが良い
あと勝負後に慣れ合ってるの好き
後腐れが無いって読んでて気分が良いモノ
・謎の決め台詞と電子書籍の罠
「鏡の中に 君を助ける答えは無い」
↑これ正直何言ってるのかよくわからない
心理戦において、対戦相手に対して"こうであってほしい"と自分の願望を反映してしまい、相手の姿を自分の理想で決めつけている
そうやって自分の願いを映している事を示しているの?だから「君を助ける答えはない」なのか…?
最も誰にどんな勝ち方しても同じ事言ってるので、現状様式美の負け確演出でしかないと解釈することにした
そしてこの決めシーン、スマホで読んでいたので見開きが2ページにまたがってて1ページで締まらないからすげえ微妙な気分になった
電子書籍の悪いところやね
コミックスで読んでたらもっと良い捉え方出来てるだろう
・良くできた対戦ゲーム
勝利が直観的なゲーム良いね
最初の箱のバトルの時に比べれば、段々細かいルールが多いバトルが増えてきたけど…
でも読者として数字を重ねるだけでなく視覚的にリードを築く演出が含まれていて、読んでいて状況把握が楽
(レコードのやつや聖杯では血を流したり、天秤や砂時計では物理的にコインが積まれたり)
そしてそのルール外の物理的なトリックがゲームの肝になっていることが多いので感心させられる
読みやすさと面白さを両立している
良くこんなゲーム思いつくね
原作と作画分かれてないんでしょ?凄い
個人的には、砂時計のヤツが勝利条件をミスリードさせられてとても感心したので一番好きなバトル
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残りもどっかで一気に読もう
終わり